銃剣道はわが国の伝統的古武道のひとつである槍術の宝蔵院流・佐分利流・疋田流・貫流の各流派の秘術を余すところなく取り入れ、槍術や剣術の理合等を合わせて研究を重ね、日本人の性格、体格の最も適合した武術として明治25年(1892年)に集大成されたものです。 したがって、銃剣道は突き技を中心とした武道であり、単純な動作で会得するまでは容易ですが、奥義を極めようとするには奥が深い武道です。
間合いの緊張感と、そこから繰り出される技の鋭さです。その動きは想像以上に速く、静から動へ転換する場面は見応えがあります。
銃剣道の競技方法
銃剣道衣・袴を着て、面・胴・小手(左手のみ)・裏布団(胴の下に着ける)・指袋(右手のみ)といった用具を着け、長さ166cmの木銃というもので相手の左胸・喉を早く、正確に、正しい姿勢で突いて勝敗を争います。

3人の審判員のうち2人以上が一本と判定して旗を上げれば一本になり、制限時間内に2本先取した方が勝ちとなります。 制限時間になった場合は一本先取している方が勝ちとなります。制限時間内にどちらも一本取っていない場合またはお互いに一本ずつという場合は判定となります。判定は反則の有無やどちらが攻勢だったか等で3人の審判員が判定します。団体戦の場合は3人の選手のうち2名以上勝ったチームが勝ちとなります。
銃剣道は銃剣道衣という定められた道着を着て行います。銃剣道衣には袴タイプ(紺または白)とズボンタイプ(白)の2種類がありますが、団体戦の場合はチームで統一することが定められています。
剣道の道着と似ていますが、銃剣道は突き技が多いので相手の木銃が袖から入らないように上衣の袖が剣道着に比べて長く、袖口が細くなっています。

詰襟のボタン止めの上衣に下はズボンです。 ズボンタイプを着る際は『識別帯』と呼ばれ ているベルトをつけます。
樫の木で作られていて、中学生以上は長さ166cm、重さ1,100グラム以上、小学生以下は133.5cm、重さ800グラム以上のものを使用するように決められています。木銃の先にはタンポと呼ばれるゴムがついていて、突き技の衝撃をやわらげています。

剣道の防具と同じような『面』・『小手(左手のみ)』・『胴』・『垂』といったものに左胸を保護するために胴の下に着ける『裏布団』、胴の上に着ける『肩』そして右手につける『指袋』という用具をプラスしたものです。
